「シリーズ 建築の音環境入門」15周年記念号発行!
弊社が参加している床衝撃音研究会では,このたび山下恭弘信州大学名誉教授監修のもと「シリーズ 建築の音環境入門 15 周年記念 号」を刊行しましたのでお知らせします。
《シリーズ 建築の音環境入門 15周年記念号 内容》
床衝撃音研究会では、2008年からデベロッパーや設計事務所、建設会社などの技術者向けに小冊子「シリーズ 建築の音環境入門」を発刊してきました。2017年3月に、100号記念号として、「実務者のための建築音響設計法」を発刊いたしました。音環境についてわからないことがあったときに、すぐ見ることができ、必要に応じてどのような音環境対策をしたら良いかわかる構成としております。
この発刊から5年が経過し、読者の皆様から最新の知見を加えた改訂版を作成してほしいとのご意見をいただきました。編集委員会で改訂すべき項目を検討し、このたび「シリーズ 建築の音環境入門 15周年記念号 実務者のための建築音響設計方(改訂)」として発刊することといたしました。
本号は「第1章 建築音響の基礎」「建築音響の基礎」「第2章 室内静謐性能・空気音遮断性能」「第 3 章 床衝撃音遮断性能」「第 4 章 実務的な建築音響設計法」「第 5 章 騒音に係る環境基準」「第 6章 航空機音(参考)」の 6 章で構成されております。第 5 章 第 6 章は 今回新たな章を設けて追加したものです。また 第 4 章の「実務的な建築音響設計法」については マイクロソフト ® の表計算ソフトウェア Excel による計算シートをご用意しました。ご希望の方は無償で使用することができます。
ご用意した計算シート:
①外部から入射する音の予測計算シート
②室内外差圧および玄関ドアの開放力の予測計算シート
③航空機音予測計算シート
④インピーダンス法による重量床衝撃音遮断性能の予測計算シート
※「インピーダンス法による床衝撃音レベル予測計算法の解説(改訂3 版)」の刊行
(2021 年)と併せて公開しております。 2023 年 1 月より 最新版 の予測計算シート( Ver.3.3 )を公開しています。
《シリーズ 建築の音環境入門 15周年記念号 目次》
第1章 建築音響の基礎 1.1 基礎的な用語 1.2 評価指標 |
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第 2 章 室内静謐性能・空気音遮断性能 2.1 外部から室内に入射する音 1)設計目標値の設定 2)設計・施工上の留意点 3)竣工時の測定・評価方法 2.2 共用設備機器稼働音 1)設計目標値の設定 2)設計・施工上の留意点 3)竣工時の測定・評価方法 2.3 固体伝搬音 1)設計目標とする評価値の設定 2)設計・施工上の留意点 2.4 空気音遮断性能 1)設計目標値の設定 2)設計・施工上の留意点 3)竣工時の測定・評価方法 |
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第 3 章 床衝撃音遮断性能 1)設計目標値の設定 2)設計・施工上の留意点 3)竣工時の測定・評価方法 |
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第 4 章 実務的な建築音響設計法 4.1 室内静謐性能 1)各経路から入射する音の予測計算法 2)室内外差圧の予測計算法 3)予測計算例 4.2 界壁の空気音遮断性能 1)2 室間の室間音圧レベル差の予測計算法 2)2 室間の室間音圧レベル差の予測計算例 4.3 重量床衝撃音遮断性能 1)インピーダンス法による予測計算法 2)予測計算例 |
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第 5 章 騒音に係る環境基準 5.1 騒音影響に関する屋内指針の設定 5.2 建物の防音性能 5.3 時間帯の区分 5.4 対象騒音の範囲 5.5 一般地域における環境基準の指針値 5.6 道路に面する地域の範囲等 |
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第 6 章 航空機音(参考) 6.1 航空機音の予測法 6.2 予測値と実測値の対応 |
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参考資料 1 関連する法規 参考資料 2 関連する日本産業規格 参考資料 3 学会から出ている各種基準 参考資料 4 環境基準 索引 |
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「シリーズ建築の音環境入門 15 周年記念号」 および ご用意した計算シート のお申し込みは下記のボタンからお願いいたします。
(注:申し込みの際は名前、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスを必ずご記入ください。また、お問合せ内容にご希望の資料名を記載して下さい。)
※床衝撃音研究会(会長山下恭弘信州大学名誉教授)床衝撃音研究会は共同住宅のよりよい音環境の研究を目的として2006年に山下恭弘信州大学名誉教授の指導のもと設立され 株式会社熊谷組(取締役社長 櫻野 泰則) 泰成株式会社(代表取締役社長 清水 雅弘) フジモリ産業株式会社(代表取締役会長兼社長 藤森行彦) 野原産業株式会社(代表取締役社長 髙阪 貴夫) 万協株式会社(代表取締役社長清水 雅弘) 有限会社音研(代表取締役 石川 義治)で構成されています。