二重床の基礎知識「万協フロアーの
乾式二重床システム」
6つのポイント

50年間の研究・開発を経て、
自信を持って提供できる
乾式二重床システムに
たどり着きました。

Point 01

耐震性・床の安定性能を実現。
スラブに支持脚を固定する
独自技術の
「スラブロックシステム」

中空パイプボルトの頭部から特殊接着剤を注入し、支持脚のスラブ固定とボルトの回転止めを同時にできる「スラブロックシステム」は、抜群の強度で周囲拘束なしで安定した床を実現します。

震度5振動実験で異常なし
(床高H400mm)

強固な「固定床」のため、地震時の床の突き上げ、横揺れに対して強い構造をもっています。

遮音性の向上

床衝撃による床パネルが発生する太鼓音は、床に重量物を置くことで低減されますが、これと同じ効果がスラブ固定により得られます。

床鳴りを防ぐ

スラブ固定により、床鳴りの原因となるパネルのソリ、あばれ、支持脚の浮きを防ぎます。

十分な耐久性により、リフォーム時も
床下地はそのまま使用することが可能

Point 02

支持脚の軽量化と
安定強度の両立を実現。
自社開発・自社工場製造の
「中空パイプボルト」使用

全て自社工場で製造・検査された支柱のパイプボルトによって、支持脚の強度が飛躍的に向上。パイプ形状の鋼製支持脚なので、引っ張り・圧縮・曲げ・せん断に強く、高床でもしっかり支えます。
過酷な200万回踏み込み試験にも異常は見つかりませんでした。

Point 03

床衝撃音遮断性能・断熱性能・
高い床剛性を併せ持つ
特殊石膏ボード
「万協エコボードTG」
「万協パネル(高規格パーティクル
ボード)」

の二重構造

万協エコボードTGが、パーティクルボードの目地部のすき間を塞ぐことで、目地部の熱損失を抑制し、断熱性能を向上させます。また、床材の面剛性を高めることができるので、重量・軽量床衝撃音遮断性能が向上します。(カラダに有害なホルムアルデヒドを吸収・分解する「万協エコボードTGハイクリン」もラインナップ)
万協パネルは、JIS規格よりもさらに厳しい基準をクリアしたパーティクルボード。「曲げ強さ」「吸水厚さ膨張率」の他、独自の強度試験「曲げ破壊」などの試験により品質管理をしています。
また、この二重構造により、伝播音(建物に力や衝撃が与えられ、振動が建物内に伝搬する音)を抑制します。

転倒時の安全性試験

転倒時の膝、ひじ、腰、頭などを打ち付けた場合、衝突時の衝撃安全性を評価する体育館の厳しいJIS規格では100Gs以下と規格値が定められています。万協フロアーは、そのJIS規格をクリアする安全・快適な床下地です。

Point 04

床衝撃音遮断性能向上と
きしみ音を減少させる
「防振システムネダ」と
Sパッキン
による、
巾木とフローリングの絶縁

防振システムネダとSパッキンにより、壁と床の間に空間をつくり、床衝撃音遮断性能向上ときしみ音を減少させると同時に、巾木をフローリングから浮かすことにより、重量床衝撃音でみられる床下空気層の共振を抑えることができます。また、フローリングからの個体振動伝播を抑え、軽量床衝撃音を低減させます。

Point 05

確かで安心な施工のための
「工程の標準化」「支持脚のセット化」
そして「施工技術認定制度」

支持脚のセット化

自社工場で製造・組み立てられた支持脚と注入接着剤はセットで提供されます。箱から出せばすぐに施工できます。

作業精度の向上と短工期の実現のため
「工程を標準化」

JIS規格による安定品質の絞り込まれた部材により容易に材料管理を行えます。後は、標準化された工程に沿って、作業を進めるだけ。作業者や現場によるバラツキの低減を可能にしています。

施工技術認定制度

万協フロアーでは、定期的に施工技術認定講習を行い、技術者の育成と、施工レベルの安定を目指しています。現在、全国をカバーする施工店ネットワークがあり、施工技術認定を受けた技術者が全国各地で安心の施工を行っています。

基本施工手順
床端部(壁際)施工手順 ─ 壁にネダ※1 取付施工
1.Sパッキン取付

1Sパッキン取付

Sパッキン(両面剥離紙付)をネダ材に貼付けます。

2.ネダ取付

2ネダ取付

ネダを壁面に取付けます。レベル決定後、専用接着剤を注入します。

一般部施工手順
1.床パネル敷込

1床パネル※2敷込

壁際から5~15mm隙間を空けて敷込みます。
床パネルをネダにビス(38mm)又はスクリュー釘(38mm)で固定します。

2.基準レベル

2基準レベル

床パネル短辺(600mm)側に水平器を置き、ドライバーで正確にレベル調整します。

3.中間部のレベル

3中間部のレベル

床パネルの中間部に、459mm間隔で3個の脚を粘着させ仮止めします。
床パネルの長辺側の中間部が2mm程撓みで下がっており、床パネルを半裁にした定規を用いドライバーで定規に当たるまでせり上げてレベルを調整します。

4.2列目からの床パネル敷込

42列目からの床パネル敷込

床パネルの敷込みは15mm程度の目透かしとします。レベル調整は前項の調整に従って正確に出します。

5.床パネル固定

5床パネル固定

床パネル敷込み後、ビス(38mm)又はスクリュー釘(38mm)で固定します。
A、B台座使用時は、長さ32mmのビス又はスクリュー釘で固定します。

6.レベルの調整

6レベルの調整

レーザー水平器等でレベルを再確認します。

7.点検

7点検

床全体を歩いて支持脚の浮いた箇所がないか調べます。
支持脚上を歩いて他よりも柔らかく感じられる箇所は、支持脚が床スラブに触れるまでボルトを回してください。

8.レベルの確認後に接着剤一括注入

8レベルの確認後に専用接着剤注入

脚部のボルト頭部に専用接着剤を注入します。

9.養生

9養生

床パネルの15mm目地部から下にゴミ等が落ちないように養生をします。
引続き合板等を貼る場合は必要ありません。

※1:ネダは防振システムネダ及びシステムネダのことを示します。
※2:床パネルはパーティクルボードのことを示します。

Point 06

施工現場の後工程を
スムーズにする
のが
万協フロアーの「床先行工法」

万協システムフロアーの施工が終わると、レベル調整の済んだ床下地が完成します。その後の間仕切りや収納、建具などの施工は、水平の取れている床に固定するだけなので省力化が図れます。
また、足下が平坦なので資材置き場の確保も容易で、作業の安全性や効率性も高まります。また、内装材の工場生産化が可能になり、工事全体の工期を大幅に圧縮し、コストの削減にも寄与します。


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