床良しセミナー

床の硬さが、その空間のパフォーマンスを決める!?
今年の夏は、テレビでオリンピック観戦という方が多かったのではないでしょうか。メダリストや世界記録を更新した選手を見ていると、人の運動能力の凄さに驚かされるばかりです。こうして選手たちが、未知の記録に挑むことができるのは、競技場の安全や適切な環境が確保されているからこそ。
たとえば、体操の床運動。跳んで、回転して、着地。平坦に見える床で、あれだけの跳躍が可能なのは、弾力のある特殊な床だからです。またそれは、着地時の足腰への負担を軽減し安全を確保しています。一般的な体育館の床では、同様の演技は困難でしょう。それは、床の硬さや弾力が異なるからです。
さて、今回の床良しセミナーのテーマは、[床の硬さ]について。体育館の床のほとんどが二重床になっているのをご存じでしたか。万協フロアーも、体育館やスポーツ施設向けの製品をお届けしていますが、マンション用やオフィス用と何が違うのでしょうか・・・。それは、床の硬さと弾力です。二重床では、支持脚のゴムの硬さや制振材の有無、仕上げ材の種類などによって、用途に応じた適切な[床の硬さ]を設計することができるのです。
床の硬さ試験、弾力性試験
床の硬さ試験、弾力性試験

マンションの床においては、遮音性の確保が重要ですが、快適な歩行感と転倒時にも安全な硬さを考慮することも大切です。コンクリートスラブの上にやわらかい仕上げ材を貼っても、転倒時の衝撃力はスラブの上とほとんど変わりません。オフィスや店舗の床も固ければよいというものではなく、適度なしなやかさを確保することで、安全で疲れにくい床になります。
万協フロアーでは、人の健康・安全を第一に考え、[床の硬さ]についてあらゆる角度から研究開発を行ってきました。
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しなやかな木質素材の床パネルと独自の支持脚によって、用途に応じた最適な[床の硬さ]を設計し、安全で快適な空間づくりに貢献したいと考えています。

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